妻に薬盛り72人にレイプさせた男に求刑20年 フランス
【AFP=時事】鎮静剤で妻の意識を失わせ、インターネットで募った男72人にレイプさせたとして起訴されたドミニク・ペリコ被告に対し、フランスの検察は25日、懲役20年を求刑した。 【写真】弁護士と共に裁判所を後にする被害者のジゼルさん ペリコ被告は、9月に離婚が成立した元妻で被害者のジゼルさんに対するレイプと性的虐待を首謀した罪で、他の共同被告50人(うち1人は欠席裁判)と共に南仏アビニョンで裁判を受けている。 ペリコ被告以外では、同様の手口を自分の妻に用いて犯行を重ねたジャンピエール・M被告に懲役17年が求刑された他、11人に10年、2人に11年、4人に12年、1人に13年の懲役が求刑されるなどした。 被告の多くは法廷で、ジゼルさんは性的接触に同意して眠ったふりをしているというペリコ被告の主張を信じていたと主張した。 しかし、求刑したロール・シャボー検事は「2024年となった今、『相手は何も言わなかったので、同意を得ていた』と主張することはできない」「被告らは、同意の欠如を無視してはならなかった」と非難した。 判決と量刑の言い渡しは来月20日に予定されている。【翻訳編集】 AFPBB News