保育園児が選挙? 投票率は常に最下位争い… 12年後の有権者に将来を託す 名古屋・港区の試み
CBCテレビ
ここ数年、投票率で常に最下位争いをしている名古屋市港区。投票率アップを目指し、将来の有権者に向けた選挙教室が開かれました。 【写真を見る】保育園児が選挙? 投票率は常に最下位争い… 12年後の有権者に将来を託す 名古屋・港区の試み (紙芝居) 「『ぼくの一票 大切に』と言いながら箱に入れていきます」 18日行われていたのは、選挙を題材にした紙芝居。聞いているのは保育園児たちです。 (紙芝居) 「お兄ちゃんは小さい僕の言うことなんか聞いてくれないもん。だからみんなで選挙をして、みんなで決めているんだよ」 これは港区の選挙管理委員会が選挙への関心を高めてもらおうと、去年9月から独自に行っているもので、18日は年長と年中の園児19人が参加しました。 「選挙やってみたい人?」 「はーい」 読み聞かせの後、園児たちが行ったのは、絵本のキャラクターから“森のリーダー”にふさわしい動物を選ぶ模擬選挙。 園児たちが使うのは、実際の選挙で使用される記載台と投票箱です。なぜ保育園児に選挙啓発を行っているのか。理由を聞いてみると… ■「投票率」は常に最下位争い… (港区選挙管理委員会 鬼頭由弘係長) 「港区は以前から投票率が名古屋市の中でも低い。小さい年代の頃から選挙に親しみを持ってもらうために何かできないかと」 実は港区、直近6回の選挙を見ると、投票率は名古屋市16区のなかで毎回、中区と最下位争い。投票率の低迷が問題となっているのです。 (港区選挙管理委員会・鬼頭由弘係長) Qなぜ投票率が低い? 「これという理由は出ていないのが現状」 投票率低迷の理由がわからないなか、先手を打って将来の有権者への啓発にも力を入れることにしたということです。 (園児) Q選挙をやってみてどうでしたか? 「楽しかった」 Q選挙に行きたいと思いましたか? 「うん。面白そうだから」 (港区選挙管理委員会・鬼頭由弘係長) 「特効薬というのはないと思っているので、こうした活動を地道に継続して将来の結果につながればいいなと思っている」
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