小説家 金原ひとみさん、新刊『ハジケテマザレ』に込められた「『普通』を肯定したかった」思い
新刊『ハジケテマザ』 金原ひとみ著 講談社 1760円 コロナ禍で派遣切りにあった「私」がバイトを始めた「フェスティヴィタ」。ベテランの“マナルイ”コンビ、超コミュニカティブなヤクモ、カレーとDJに目覚めたブリュノ……など、クセ強めの仲間との愉快なバイト生活が始まる。
金原ひとみ かねはら ひとみ●1983年、東京都生まれ。2003年にデビュー作『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。翌年、同作で第130回芥川賞を受賞。2021年、『アンソーシャルディスタンス』で第57回谷崎潤一郎賞を受賞。著書に『マザーズ』『アタラクシア』など多数。 撮影/山崎ユミ 取材・原文/佐藤裕美 ※BAILA2024年1月号掲載