大阪府・松井知事が定例会見5月23日(全文1)地方交付税制度、センスの悪い話
大阪府の松井一郎知事が23日午後2時から定例会見を行った。 ※【**00:32:45】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】松井一郎・大阪府知事が定例会見(2018年5月23日)」に対応しております。
旧優生保護法に関連する資料の保全、調査について
司会:最初に知事のほうから。 松井:まず旧優生保護法に関連する資料の保全、調査についてです。先月の25日に厚生労働省から旧優生保護法に関連する資料について医療機関などにおいても保有されている可能性が考えられるとして、都道府県などから医療機関などに対して資料の保全を要請するように依頼がありました。これを受けまして大阪府ではまず政令市、中核市管内以外の歯科を除く医療機関などに対して、旧優生保護法下において作成等が行われた資料や記録があれば保存期間を問わず当分の間、破棄せず保全を継続するように依頼をいたしました。 併せて大阪府の調査では昭和55年まで医療機関での強制手術の実施が確認されていることから、これに関する資料や記録があった場合は大阪府に一報をいただくようにお願いをしています。報告の期限については6月の29日としていますが柔軟に対応したいと考えています。大阪府においては手術を受けられた方を特定する文書は残っていませんが、医療機関などにおいてなんらかの資料があった場合には府として医療機関への資料提供の協力要請などを検討していきます。福祉施設に対しても資料や記録があった場合に状況提供を依頼しており、関係機関には負担をお掛けすることになりますがご協力をよろしくお願いいたします。
依存症対策について
次に依存症対策についてです。アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症は適切な治療と支援より回復が可能な病気です。大阪府では相談支援体制、普及啓発、治療体制の3本柱で総合的な取り組みを実施しているところであり、今年度さらに強化を図ります。まず相談支援体制の強化についてですが、大阪府ではこれまで平日に保健所やこころの健康総合センターで依存症相談を行っていきましたが、今年度、新たな取り組みの1つとして休日に相談を受け付ける、大阪依存症土日ホットラインを開設します。6月2日より毎週土曜日、日曜日の午後1時から5時まで相談いただけますので、ぜひホットラインをご利用ください。 次に普及啓発の強化についてです。あす24日には大阪依存症土日ホットラインの街頭啓発を行います。大阪駅、天王寺駅ではもずやんが参加するほか、府内の主要駅、主要の駅前で実施いたします。このホットラインの啓発を通じて依存症に関することでお困りの皆さんの相談につながり、回復の一歩となることを期待いたしております。 最後に治療体制の強化についてです。依存症の方が適切な治療を受け、その後そのご家族も相談支援を受けることができるように全国に先駆けて昨年9月から依存症専門医療機関や治療の拠点機関の選定を進めています。現在大阪府内では大阪市による選定も含めると依存症専門医療機関が9カ所、そのうち1カ所を依存症の治療拠点機関として選定をしており、専門医療機関の数は都道府県単位では大阪府が全国トップとなっております。今後も依存症の方が地域で適切な治療を受けられるようにするために、これらの機関の選定を進め治療体制を整備していきます。