【ソフトバンク】中日・マルティネスを獲得調査 守護神オスナが露呈した長期不振が懸案
ソフトバンクが今季限りで中日との3年契約が満了するライデル・マルティネス投手(28)の獲得調査に本格的に乗り出すことが3日、分かった。 球団は長期的な常勝再建へ、より強固なブルベン陣を整備する狙い。今季のマルティネスは自己最多60試合に登板して、3年連続30セーブ以上をマークするキャリアハイの43セーブ。防御率1・09というハイアベレージで竜の絶対守護神に君臨した。 10月上旬にキューバ野球連盟のファン・レイナルド・ペレス会長が名古屋を直々に訪問するなど、中日も全力でマルティネスの慰留に努める中、鷹は水面下で獲得に向けた準備を進めてきた。 ブルペンの現有戦力は質、量ともに12球団屈指。ただ、今季はシーズン途中に「勝利の方程式」を担うオスナ、藤井、松本裕が故障離脱する窮地に見舞われた。また、絶対的な守護神と期待されたオスナがシーズンを通して状態が上がらず、安定感を欠いたのも事実。今季露呈した不安要素をつぶすことが編成の重大任務であることは確かだ。 また、絶対的セットアッパーのヘルナンデスが今季で契約満了を迎えるが、新たに2年契約を締結して残留することが決定的。チームの外国籍の投手は来季が4年契約の2年目となるオスナ、さらにはモイネロ、スチュワートと複数年契約を結ぶ主戦級がそろう。それだけに「外国人枠」の調整が不可欠となるが、球団はより盤石なブルペンの構築を目指し、柔軟な発想で運用プランを立てるとみられる。
東スポWEB