ジャイアンツに欲しい!? 巨人のトレード獲得候補(6)1軍出番なしでも“狙い目”に…?
2年連続Bクラスを経て、今季はリーグ優勝を狙う読売ジャイアンツ。前半戦は首位ターンの戦いぶりを見せたが、完封負けを15回喫するなど、得点力不足が課題に挙がる。シーズン後半に向け、補強も十分に考えられる状況だ。そこで今回は、巨人のトレード市場における獲得候補となり得る選手を紹介したい。(※今季成績は7月28日時点)
二木康太
投打:右投右打 身長/体重:190cm/85kg 生年月日:1995年8月1日 経歴:鹿児島情報高 ドラフト:2013年ドラフト6位 昨季は一軍登板なしに終わった二木康太も、トレード候補の1人といえる。 鹿児島情報高では、3年夏の県大会で惜しくも準決勝敗退。それでも、制球力や将来性を評価され、千葉ロッテマリーンズからドラフト6位で指名を受けた。 高卒入団ということもあり、入団後の3年間はファームが主戦場だった二木。そんな中、2016年に先発ローテーションへ定着し、22試合に登板。防御率5.34ながらも7勝をマークした。 その後、個人では貯金を作れないシーズンが続いたものの、2020年は15試合の登板で9勝3敗、防御率3.40と安定感が向上。翌2021年には開幕投手を務めた。 だが、昨季は右太もも肉離れなどの度重なるケガもあり、結果的に一軍のマウンドに上がれず。同年中に実戦復帰こそ果たしたが、ファームでもわずか4試合の登板にとどまった。 今季もまだ一軍登板はなく、ファームでは主に先発として登板し、防御率3点台後半という数字。それでも与四球率は1点台と、持ち前の制球力は健在だ。 ロッテの先発陣は小島和哉や西野勇士、石川歩など左右のバランスが良い。リリーフ陣も横山陸人や鈴木昭汰、国吉佑樹などが安定しており、二木の登板機会は限られてくる。 一方、読売ジャイアンツも先発、リリーフ陣ともに安定しているが、西舘勇陽のファーム調整や、ブルペン陣の登板過多などは後半戦に向けて不安要素。二木は制球が安定しているため、リリーフとして巨人で再び輝けるかもしれない。
ベースボールチャンネル編集部