「乳がん手術後 ブラジャー問題」勃発!? 私の涙ぐましい工夫をご紹介します【50代。乳がんサバイバーになりました】
2019年5月に乳がんと診断され、3回にわたる手術を経て、2020年1月に放射線治療が終了。現在、10年間にわたるホルモン療法薬の服薬を継続し、年に一度の検診で経過観察中のhijiriさんのOurAge連載「50代。乳がんサバイバーになりました」。今回のテーマは「乳がん手術後 ブラジャー問題」だ。 「乳がん手術後のブラ問題」と聞くと、胸の左右差による見た目や着心地の悩みだと思っていないだろうか? 乳がん手術後、乳房再建手術を選ばなかったhijiriさんにとっては、実は擦り傷によるヒリヒリ痛み問題だった。左右差からブラのずれが起こり、すれて皮膚に擦り傷ができがちな日々。試行錯誤から到達した快適下着や着こなしは? ーーー
乳がん手術をした左胸はブラがずれやすく、擦り傷に
今年の夏も暑くなりそうですね。私はこの時期になると、特に悩むことがあります。それは、ブラジャーのこと。 もう少し具体的にお伝えすると、左胸を結構とってしまっている私は、乳房再建手術も選択していないので、胸のサイズが左右でかなり違います。 これがどういう悩みにつながるのかというと、ブラジャーが非常にずれやすいため、動いているうちに皮膚がこすれてあちこち赤くなったり、ひどいときには表皮がはがれてしまい、まるで擦り傷のような状態になってしまったりします。 ランニングのときなどは、できる限り胸をしっかりホールドするスポーツブラをつけるようにしているのですが、胸の形状からずれが起こりやすく、そこに夏の暑さで汗をかくと傷にしみてかなり辛いのです。 とはいえ、女性ですし、残った右胸もまあまあのサイズなので、ノーブラというわけにはいきません。 海外ならもしかしてノーブラも〝あり〟かもしれませんが、やはり世代的にもメンタル的にもそのチャレンジには厳しいものがあります。 そんな日々を過ごして数年、こうしたらいいのでは?という方法が少しずつできてきました。 もしかしたら、これも誰かの役に立つかもしれないなと、今回はそのあたりをご紹介してみたいと思います。