【移籍情報】セビージャ、オカンポスのメキシコ移籍を発表…今季陣容に埋められそうもない穴がまた空く| ラ・リーガ
セビージャは3日、アルゼンチン人MFルーカス・オカンポス(30)がメキシコのモンテレイに移籍することを発表した。 セビージャは2025年まで結ぶオカンポスを、推定移籍金700万ユーロ(約11億円)でモンテレイに売却した。スペイン『マルカ』によれば、選手は“断れない”好条件の年俸額でモンテレイと3年契約を結ぶ。 2019年にセビージャに加わったオカンポスは、途中でアヤックスに加入した時期もありながら、アンダルシアのクラブで合計208試合に出場。44試合22アシストを記録して、2回のヨーロッパリーグ優勝に貢献している。 セビージャにとっての問題は、今夏リーベル・プレートに売却したDFマルコス・アクーニャと同様、オカンポスがプレーでもメンタルでもチームの柱の一つであることだ。クラブはオカンポスの後釜として、前アトレティコ・デ・マドリードFWメンフィス・デパイの獲得を検討しながらも、高年俸がネックとなって断念した模様。下部組織の選手などで、埋められそうににない大きな穴を埋める考えとみられている。 財政難のほか、スポーツ面の確固としたプロジェクトを有してないことで多数のサポーターから批判を浴びるデル・ニド・カラスコ会長のセビージャは、今季ラ・リーガ4試合を終えての成績が2分け2敗。0-2で敗れた第4節、本拠地サンチェス・ピスフアンでのジローナ戦では、観客がカラスコ会長らが座る貴賓席に向けて辛辣な指笛を吹き、退陣を求めていた。