なぜ中日は10年ぶりの8連勝を果たせたのか?与田監督が明かした理由は「反省」と「根気」
これで横浜DeNAと並び2位タイになった。最大11もあった借金は2になった。それでも借金生活。巨人とのゲーム差は10ゲームあり、決して褒められた2位ではない。 「もちろん。いつも言うように一つでも多く勝つ。それしかない。2位? 日々現状は把握している、一つでも勝つ。それだけ」 与田監督に慢心はない。 ただ、こういう巨人独り勝ちの展開になってくると、団子状態になった2位以下のどのチームが、先にクライマックスシリーズ狙いに照準を切り替えるか、という問題もある。 10年前も巨人の独走を許し2位に終わっている。 だが、与田監督は就任時のポリシーを曲げていなかった。 「優勝の可能性がなくなるまで、そこしか目指していない。CS? そこは最終的に最後までめいっぱい戦った結果がどうなるか、というだけ。そこが狙いじゃない」 今後もCS狙いではなく、あくまでも首位の巨人を追いかける。中日版メイクドラマへ、優勝はあきらめない。そのチーム方針が8連勝の根本にある。 今日19日の先発はチームの勝ち頭、9勝の柳。この連勝は、7月7日のヤクルト戦で柳が8回1失点の好投をしてから始まった。 10年前の9連勝に並ぶ勢いがチームにある。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)