上田がゴールラッシュの口火切る先制点 サッカーW杯2次予選、シリアに快勝
サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選は11日、広島市のエディオンピースウイング広島で行われ、日本はシリアに5―0で快勝した。 【写真】先制ゴールを決めた上田に笑顔でよりそう堂安 上田がゴールラッシュの口火を切った。前半13分、中村の左クロスに頭で合わせ、ゴールを揺らす。勝てば2次予選突破だったシリアの戦意をくじく先制点を奪い、センターフォワードの存在感を発揮。「相手も勝たなければいけない状況で、先制点は大事だった」と拳を握った。 6日のミャンマー戦では小川が2得点とアピール。1歳上のライバルの活躍でポジション争いが激しくなることが予想されるが「(競争を)意識している方ではない」と淡々と話す。その上で「FWはいろんな点の取り方がある。それぞれいろんな武器があって、それを見られるのは僕も成長できるチャンス」。独特の感性で闘志を燃やし、結果につなげた。 今季はオランダの名門フェイエノールトで戦い抜いた25歳。来季は監督が交代することもあり「また挑戦」と力を込めた。最終予選に向け、ストライカーのさらなる成長が期待される。(大石豊佳)