「来季は22勝0敗するくらいの気持ちで」 今季0勝11敗の西武・髙橋光成 今オフは菊池雄星プロデュースの施設で徹底強化
西武の髙橋光成投手(27)が秋季キャンプ最終日の18日、埼玉県所沢市内の球団施設で報道陣の取材に応じ、11年目となる来季の〝倍返し〟を誓った。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 エースとして期待された今季は15試合に登板して0勝11敗、防御率3・87。10年目で初の未勝利に終わった右腕は「(来季は)僕にとって本当に勝負の年。今年の分までチームに貢献しないといけない。大げさですが22勝0敗するくらいの気持ちでいかないといけない」と宣言した。 終盤の脇腹痛などで戦列を離れたままシーズンが終了。所沢市内での主力投手組の秋季キャンプはリハビリ期間中で、別メニューの練習も加えられていた。18日はブルペンに入り、今キャンプ2度目の捕手を座らせての投球練習を20球ほど行った。 「復調というより『良くしよう』『一回りも二回りもレベルアップさせよう』としている。そのためには最大限のパフォーマンスを発揮できる土台をつくらないといけない」 オフは米大リーグのアストロズからフリーエージェント(FA)になった菊池雄星が整備費を全額負担するなどプロデュースした屋内練習場で徹底して体を鍛える予定。菊池の母校、岩手・花巻東高の近くに今月完成。ブルペンには投球すると瞬時に球速、回転数、角度、体の動きなどが画面表示され、改善点などが分かる機器が設置されている。「ピッチングでは最新のデータが取れる。ウエートトレーニングもできるので12月から(来年の)1月まで2カ月間、そこでやろうと思う」と明かした。 来季は西武一筋で通算182勝(118敗)を挙げた西口文也新監督が指揮を執る。「偉大な(西口投手の)背番号(13)をつけさせていただいているの。レジェンドですごい結果を残してきたことも受け継いでいきたい」と並々ならぬ意欲を示した。
西日本新聞社