あわや大惨事 オリンピアンも使用する練習施設で壁崩落事故 当面利用中止へ
日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、同団体が管理・運営する東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の東館1階エントランスで、同日午後1時過ぎに壁の崩落事故が発生したと発表した。この事故によるケガ人はいないという。 施設は19年6月に完成した、トップアスリート向けの専用利用施設。建物は地上6階、地下1階で延べ床面積約2万6000平米を有し、水泳、フェンシング、卓球やアーチェリーなどの練習場がある。 今夏のパリ五輪で金メダル2個を含むメダル5個を獲得したフェンシングの日本代表選手も、年間を通じて同施設で活動している。 JSCは事故を受けて、原因究明と安全確保のための必要な対応措置を講ずるまで、施設の利用を見合わせると発表。また外部有識者の協力を得て、崩落事故調査チーム(仮称)立ち上げる予定と発表した。