もうひとりのヘルナンデスは退団? 「LA復帰の希望は絶望的」大谷翔平のドジャース、「キム・ヘソンの加入で…」と米メディア
ロサンゼルス・ドジャースとエンリケ・ヘルナンデスの再契約の可能性が閉ざされたようだ。ドジャースは現地1月3日、ポスティングシステムで韓国代表の25歳キム・ヘソン内野手を獲得。二塁手、三塁手、遊撃手をこなせるキム・ヘソンの加入により、同じく複数ポジションを守れるユーティリティーのE・ヘルナンデスが弾き出されると米メディアが報じた。 【画像】BBWAA主催晩さん会に登場!ファンが歓喜したタキシードを着用した大谷翔平を特集! “キケ”の愛称で知られるE・ヘルナンデスは今オフにFAとなり、ドジャースとの再契約を望んでいた。しかし、33歳のプエルトリコ代表選手の希望はかなわないようだ。米メディア『EssentiallySports』は、「ドジャースの2025年の計画に、E・ヘルナンデスの復帰は含まれていないようだ。球団はキム・ヘソンと3年2200万ドル(約約35億円)で契約。キム・ヘソンは、E・ヘルナンデスが担っていた多才なスーパーユーティリティーの役割を受け持つ」と伝えている。 「E・ヘルナンデスはドジャースで思い出に残る在籍期間を過ごし、20年のワールドシリーズ優勝にも貢献した。しかし、年齢とパフォーマンスの低下により、球団はより若くダイナミックな選択肢を模索。E・ヘルナンデスがFAになったため、1月4日にキム・ヘソンと合意に達した。このディールにより、ファンのお気に入りE・ヘルナンデスのロサンゼルス復帰はほぼ消滅した」 米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するヴァレンティーナ・マルティネス記者も、キム・ヘソンの加入でE・ヘルナンデスとの再契約の見込みがなくなったと見解を示した。 「今オフのドジャースには優先するべき交渉があり、E・ヘルナンデスとの再契約の噂は、ほとんど流れていなかった。それでも本人は再契約を望み、ファンもE・ヘルナンデスが戻ってくると思っていた。24年シーズン、マックス・マンシーが負傷した際、フレディ・フリーマンが負傷した際、その穴を埋めたのはE・ヘルナンデスだった。リリーフ投手が不足した時にはマウンドにも上がっている」 現時点でドジャースのロースターには、トミー・エドマン、クリス・テイラー、そしてキム・ハソンと、3人のユーティリティープレーヤーが登録されている。マルティネス記者は、「さらに4人目としてE・ヘルナンデスが加わる可能性は低いだろう」と記した。 今オフにドジャースは、ファンのお気に入りだったテオスカー・ヘルナンデスと再契約をしたものの、もうひとりのヘルナンデスとは袂を分かつことになりそうだ。 構成●THE DIGEST編集部