【無断・架空党員登録問題】自民・田畑議員に県連が聴取 離党求める声も 今月12日に対応決定
田畑議員はどこへ 待ち構える記者を避け
およそ1時間半に及んだきのうの聴取。 地下駐車場には田畑議員の秘書が運転する車があり、報道各社は聴取を終えた田畑議員に話を聞こうと待っていましたが。 田畑議員秘書「ホテルの方からの電話で本人は県連役員に促されて退出してホテルを出たと言われました。僕もちょっとよく分かっていないんですけど、あら?と思って・・・」 数家解説委員「地下駐車場で秘書の車が待機していましたが、本人がホテルを出たということでこの車も今、出発しました」 フロントロビーでは、別の記者やカメラが待っていましたが、ここにも田畑議員は現れませんでした。 一体、どこからホテルを出たのでしょうか。 聴取のあったホテルから報道各社の目をかいくぐって姿を消した田畑議員。 およそ4時間後にKNBのカメラがその姿を捉えました。 会場アナウンス「衆議院議員、自由民主党、田畑裕明さまです」 オーバード・ホールの中ホールで行われたイベントであいさつした田畑議員。 無断・架空の党員登録問題については、一言も触れませんでした。 KNB「県連の皆さんの意見をどう受け止めていますか?離党はどう考えていますか?」 田畑「・・・」 明確に答えることなく、去っていきました。
田畑議員の処遇 県連は12日に対応決定へ
聴取を受けて県連幹事長の宮本光明県議会議員はきのう、東京で、党本部の森山幹事長と対応を協議しました。 県連・宮本幹事長「幹事長は大変、そういう問題があるということは現に大きな問題だからそこは県連としてしっかり対応してもらうべきだねと」 協議後に取材に応じた森山幹事長は。 森山幹事長「田畑さん自身がしっかり地元で説明していただかないといけないと思っておりますし、その努力をしておられると聞いております」 一夜明けた、けさ、宮本幹事長は今月12日の常任総務会で出す県連としての結論を、党本部にも了承してもらうつもりだとしました。 神林記者「基本的にはボールは県連にあるっていうような認識なのか受け止めなのか?」 宮本幹事長「県連にボールがあるというか、県連の意向を党本部がどう受け止めてくれるかということなのだと私は思っていますし、そうあってほしいという風な意味で色々とすり合わせをしていると。12日に私が発言したことは党本部も理解しておるということにしたいと思って今、県連会長も調整していると思います」 党本部に田畑議員の処分を求める「上申」をするのかどうかが焦点となります。 口裏合わせと矛盾が明らかになっている説明を自民党の身内にも繰り返した田畑議員。 KNBなど県内報道機関でつくる県政記者クラブは、本人の口から真実が語られるよう会見を申し入れています。