ご当地アイドルで公務員の二刀流『SCK GIRLS鈴木麻莉夏さん』は音痴だった?プロデューサー「あきらめの悪さがすごく大事」
東北放送
被災地を元気にと結成された宮城県気仙沼市のご当地アイドル「SCK GIRLS」がデビュー13周年を迎えました。リーダーは、公務員との二刀流をこなす27歳。ステージに立ち続ける熱い思いに迫りました。 【写真を見る】ご当地アイドルで公務員の二刀流『SCK GIRLS鈴木麻莉夏さん』は音痴だった?プロデューサー「あきらめの悪さがすごく大事」 ■SCKは「産地・直送・気仙沼」 11月9日、気仙沼市で行われたSCK GIRLSの13周年記念ライブ。SCKとは「産地・直送・気仙沼」の頭文字で現在は、小学生から社会人まで12人で活動しています。リーダーの鈴木麻莉夏さん(27)。結成当初から活動を続ける唯一のメンバーです。 SCK GIRLSリーダー 鈴木麻莉夏さん: 「ただのご当地アイドルじゃなくて、気仙沼のこの街の名前を背負わせてもらうことはそれだけの責任がある」 2011年秋、震災で傷ついた子どもたちの笑顔を取り戻したいと、地元のボランティアチームが立ち上げたSCK。中学2年生だった麻莉夏さん。実はアイドルには興味がありませんでした。 SCK GIRLSリーダー 鈴木麻莉夏さん: 「(中学校の)先輩にボランティアやらないと誘われたのがきっかけで、行ったら歌ってみてと言われた、AKB48のヘビーローテーション。会って初めての大人に音痴って言われました」 ■笑顔になれる場所が「SCK」だった 戸惑いつつもグループに参加。震災の影響で友達と自由に遊べなかった当時、SCKは自然と笑顔になれる場所でした。 鈴木麻莉夏さん(当時15歳)2012年取材: 「鈴木麻莉夏15歳です。私は表情がコロコロ変わるところがチャームポイントです」 なかなか上達せずマイクを持てないことも。それでも、笑顔で復興支援への感謝の気持ちを届け続けました。 SCK GIRLSリーダー 鈴木麻莉夏さん: 「ひしひしと負けたくないなと思っていた。私より小さい子たちがこんなに頑張ってるんだもんと。お姉さんメンバーにいつかは(年下メンバーに)教えられるようにと言われて頑張る!と」 今では、頼れるリーダーに。麻莉夏さんに憧れてSCKに入ったメンバーもいます。
【関連記事】
- 『電動ドライバーで足を刺したり大便を食べさせた』殺人や死体損壊・遺棄などで逮捕された男が被害者に暴行を始めたきっかけは「自分の障害をバカにしている」同居する知人男性の首を絞め殺害、遺体をチェーンソーで切断し遺棄するまでの経緯 前編
- 刺殺された男性の長男と結婚しながら次男とも肉体関係『異常な関係性』の一族を支配する長男の妻 父親殺害を次男に指示した「霊媒師JUN」の正体とは
- ぴろんと伸びた鼻毛「むやみに抜いちゃダメ」医師が指摘する深いワケとは
- 「見えないように5、6人で運んだ」津波から逃れた中学生が直面した苛烈な現実“救えた命、救えなかった命”
- 1年で“4万匹”駆除 天然記念物の天敵「赤いアイツ」を炊き込みご飯に!