25年ツール・ド・フランスのコース発表、久々に国内のみの戦いに
【AFP=時事】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)の主催者は29日、2025年大会のコースを発表し、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以降では初めてフランス国内のみでのレースになることが明らかになった。 【写真】2025年大会のコース概要 近年のツールは2022年のデンマーク・コペンハーゲン、2023年のスペイン・ビルバオ(Bilbao)、2024年のイタリア・フィレンツェ(Florence)と3年連続で国外スタートだったが、来年は北部リール(Lille)からの「グラン・デパール(ツール・ド・フランスの開幕)」となった。 大会ディレクターのクリスティアン・プリュドム(Christian Prudhomme)氏は、「われわれはツールの帰郷を決めた。国外スタートが続いたから、ちょうどいい時期だろう」と話した。 また、パリ五輪の影響で2024年大会ではコースから外れた北部と西部の8ステージが復活し、最後もパリ・シャンゼリゼ通り(Champs-Elysees)を8周する形となる。一方、パリ五輪で大きな成功を収めた首都近郊をまわる長い難コースの採用は、時期尚早として採用は見送られた。 その他には、個人タイムトライアルステージが二つあることや、最終週にアルプス越えのステージが組み込まれていることなどが特徴となっている。【翻訳編集】 AFPBB News