【地方スイーツめぐり】東京のアンテナショップで地方の美味しい「和菓子」を探す旅【長野編】
●東京の街なかで見かけたら絶対に立ち寄りたくなってしまうのが、各都道府県が運営する「アンテナショップ」。今回は、東京にあるアンテナショップをめぐり、そこで買える絶品「和菓子」をご紹介します。今回は長野の和菓子です。
東京のまちには多くのアンテナショップが点在しています。中に入るとご当地グルメがズラリと並び、アレもコレも珍しくて財布の紐が緩んでしまう人も多いでしょう。 柔らかいおもちをくるみペーストで包んだ串団子「胡蝶やわらかだんご(くるみ)」を見る アンテナショップの魅力は、なんといっても現地でしか購入できないレアなお菓子が購入できるところ。今回は、そんな東京の「アンテナショップ」で見つけた気になる「和菓子」に注目。まずは長野県から!
【長野の和菓子】長野県内の銘菓が一堂に揃う『銀座 NAGANO』
2024年10月26日にリニューアルオープンした『銀座 NAGANO』は、一階のショップに豊かな自然に育まれた長野県の特産物がズラリ。ご当地銘菓のバリエーションが豊富で、ロングセラー商品はもちろん、現地でしか購入できなかった隠れたお菓子なども購入できます。
この銀座 NAGANOで、寒い季節に温かいお茶をすすりながら味わってみたい和菓子をピックアップ。旅館のお茶菓子のような和菓子をお家で味わえば、旅気分が楽しめそう。
太平堂「まほろばの月」
善光寺銘菓の「まほろばの月」は、「太平堂」を代表するロングセラー商品。薄皮の饅頭生地の中は、栗を丸ごと一個と栗の餡がぎっしりと入っています。手作りならではの優しい味わいとどっしりとした食べ応えのお饅頭です。
信濃路うさぎ屋「くるみそば」
上田市の『信濃路うさぎ屋』は、杏、りんごなど地元の素材を使い、和と洋の手法で作るお菓子が人気のお店。この店を代表する銘菓「くるみそば」は、じっくり練り上げた白餡を香り豊かなそば粉の皮で包み、くるみをまぶして焼き上げた一品。そばは石臼引き信州産そば粉を100%使用。ほのかにそばの風味がする素朴な味わいが魅力です。
和泉屋菓子店「浅間山」
長野県佐久市に店を構える『和泉屋菓子店』の銘菓「浅間山」は、上品な甘さとスベスベとした手触りの生地の中におぐら餡と求肥が包まれています。香ばしい皮の香りともっちりとした食感が、旅館のお茶菓子のようで懐かしさが込み上げてくる味わい。お茶はもちろんコーヒーのお供にもピッタリ。
新鶴本店「塩羊羹」
明治6年創業の『新鶴本店』(下諏訪)は、海のない長野県で貴重だった「塩」を羊羹に加えることで、さらに美味しくすることを考案したお店です。発案したのは初代店主・河西六郎氏と言われています。 小豆、寒天、砂糖と塩のなじみ具合などに苦労しながら工夫を重ね、丹念に練り上げて生まれたのが、いまや同店を代表する銘菓「新鶴 塩羊羹」です。北海道十勝産の小豆、寒天は茅野市産、そしてナラの木の薪であんを焚くなど、ガスや機械に頼らない手作りの味わいは格別です。