東武線「普通列車しか停まらない小駅」が激変へ!商店街の前を電車が横切る“名物風景”見納めに
今年度から大山駅周辺の高架化工事が開始
東京都板橋区の東武東上線大山駅周辺で、駅と線路を高架化する事業が本格化します。東武鉄道は2024年11月、大山駅付近の約1.6kmの連続立体交差事業について、今年度から準備工事に着手する方針を明らかにしました。 【画像】かなり変わる!「大山駅」高架化完了後のイメージ 高架化で8か所の踏切がなくなり、踏切事故や周辺道路の渋滞解消が見込まれます。また、アーケード商店街「ハッピーロード大山」の入口前を電車が横切る風景は見納めとなります。事業完了は2030年度の予定です。 現在の大山駅は相対式ホーム2面2線ですが、高架化されても同様の構造になります。駅部の高架の高さは約16m、幅は約20~26mとなる見込み。工事は、駅部が仮線を設けない直上工法、それ以外の線路は仮線工法で高架化されます。 工事は3工区に分けて進められます。池袋方のI工区は大成・東武谷内田・森本JV、駅部を含むII工区は鹿島・東武谷内田・鉄建JV、川越方のIII工区は清水建設・河本工業・日本国土開発JVが施工を担当します。
乗りものニュース編集部