羽根田卓也、パリ五輪コースに好感触「初めてこいだとは思えないくらいの感覚」
カヌー・スラロームの男子カナディアンシングルで、パリ五輪代表の羽根田卓也(36)=ミキハウス=が15日、都内で取材に応じ、5大会連続出場となる五輪へ「今週末から欧州遠征も始まる。いよいよだな、という感じ」と実感を込めた。 昨年10月のアジア選手権で優勝し、5大会目の五輪代表に内定。パリのコースは3月に現地で練習を行ったという。「(練習拠点の)葛西(スラロームセンター)に似ている。初めてこいだとは思えないくらいの感覚でとてもよかった」と、2016年リオ五輪以来2大会ぶりのメダル獲得へ好感触を明かした。 10位だった21年東京五輪後からは、カヤックシングルで初代表の田中雄己(ミキハウス)を練習パートナーに迎え、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。“師弟”で臨む5度目の大舞台へ、羽根田は「五輪は、あとはもう、やるだけ」と気合十分に語った。(大谷 翔太)
報知新聞社