町田FWオ・セフンのために…韓国代表ソン・フンミンが7点リードの終盤交代で全力疾走した理由
韓国代表は6日の北中米ワールドカップアジア2次予選でシンガポールに7-0で快勝。FWソン・フンミン(トッテナム)は後半42分に途中交代。すでに7点差がついた状況で、サッカー界のスーパースターはあえて走ってピッチを下がった。 韓国は開始9分に先制点を挙げると、その後はコンスタントに得点を続ける。ソン・フンミンもチーム3点目、5点目を沈めた。終始圧倒した試合は7-0で終了。韓国は首位通過での最終予選進出を決めた。 ソン・フンミンは後半42分に途中交代した。交代時にキャプテンマークをDFキム・ジンスに託すと、急いでピッチを走る。順調に勝ち点を重ねる2次予選で、7-0とリードする試合。それでもソン・フンミンは急いだ。ピッチ外でA代表デビューの瞬間を待つFWオ・セフン(町田)のためだったという。韓国『OSEN』が伝えている。 「もっと出場していたいという欲よりも、A代表デビューする選手たちの貴重な経験になる時間を残してあげたいという気持ちで全力疾走したんだ。オ・セフンに一発のシュートチャンスがあるかもしれない。だから急いだんだ」 欧州サッカー界を代表する選手となったソン・フンミンは、オ・セフンやぺ・ジュノ(ストーク)ら後輩たちのA代表デビューに目を細める。「後輩のデビュー戦を目の当たりにして、誇らしく思うなんて日が来るとはね。私も代表でずっと若手としてやってきた。でも、気分がとても良いよ。才能ある選手たちを見てきたが、情が湧いている。これからの韓国の未来は明るい」と称賛を惜しまなかった。