【毎日ベスト3】印象深い関東オークス優勝馬ベスト3
<印象深い関東オークス優勝馬ベスト3> 【1】08年ユキチャン 白毛馬として初めて重賞を制した。鞍上は武豊騎手。 デビュー5戦目。ダート1200メートルの未勝利戦と、芝2000メートルのミモザ賞を勝っていたが、ダートの長い距離は初めて。それでも2番人気に支持された。 レースは果敢にハナへ。武豊騎手が淡々としたペースを刻むと、直線は後続を引き離す一方。上がり最速39秒2の脚で、後続に8馬身差をつける圧勝劇を演じた。2着は1番人気プロヴィナージュ。 古馬となってからも09年クイーン賞、10年TCK女王盃を制し、重賞は計3勝。 今年4月には、産駒のアマンテビアンコ(父ヘニーヒューズ)が羽田盃を制した。 【2】09年ラヴェリータ 前走・昇竜Sを勝って臨んだ一戦は、単勝1・3倍の圧倒的1番人気。岩田康騎手を背に好位2、3番手を進むと、上がり最速37秒0の脚で一気に後続を突き放し、5馬身差で快勝した。2着はツクシヒメ。 その後もDG競走で活躍を続け、重賞通算は7勝。JRA重賞勝ちはなかったが、最後は11年JCダートで4着に好走した。 先週6月5日には、孫のラムジェットが東京ダービーを制した。 【3】19年ラインカリーナ 鞍上はデビュー3年目の武藤雅騎手。管理するのは父・武藤善則調教師。14頭立ての4番人気だった。 果敢にハナを切ると、直線で再加速。中団から早めに追ってきた1番人気マドラスチェック(2着)と並ぶ上がり最速39秒0の脚を使い、2馬身差で逃げ切った。ちなみに、2着と3着は大差(2秒1差)だった。 武藤騎手にとってうれしい重賞初制覇は“親子タッグ”での勝利となった。