天皇皇后両陛下 奥能登豪雨の被災地お見舞い 避難者一人ひとりにお言葉を
テレビ金沢NEWS
天皇皇后両陛下が17日石川県に入り、能登の豪雨災害の被災者を見舞われました。両陛下が能登を訪れるのはことしに入って3回目です。
17日午前11時半すぎ。豪雨で被害を受けた輪島を視察するため能登空港に到着した両陛下。 ことし3月に輪島市と珠洲市、4月に穴水町と能登町を訪問していて、石川県に入られたのはことし3回目です。 輪島市内の沿道では… 川島 行人 記者: 「午後1時の輪島市中心部です。両陛下がこの道路を通過するということで、沿道には多くの市民の姿が見えます」 両陛下が通られるのを今か今かと待つ多くの人が… 「このロープから絶対出ないようにして下さい」「はーい」
両陛下が沿道を通過すると… 沿道の人は: 「うれしかったです。初めてですので、にこやかですごくやさしそうに見えた」 「来ていただけると力がもらえますね。うれしいです」
その後、4人が犠牲となった輪島市久手川町の川の氾濫現場では、両陛下が頭を深く下げられていました。
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続いて訪れたのは避難所となっている輪島中学校。こちらの施設では30世帯51人が避難生活を送っています。 両陛下は膝を落としながら声をかけ、一人ひとりに気遣われました。 避難者は: 「(皇后さまに)お体に気を付けて頑張ってくださいと言われました。ありがたいです」 「自分自身も頑張るという気持ちになる。温かみのあるお声とまなざしで言葉をかけていただいて元気をいただきました」 そして両陛下は、災害対応にあたった警察官や消防署員らから話を聞き、「お体を大切に」といった声をかけられました。 輪島警察署・遠藤 英之 署長: 「体を気遣ったお言葉をいただきました。一言一言が温かいお言葉をかけていただきまして、非常に感謝の気持ちでいっぱいでございます」 地震、豪雨からの復旧復興を目指す能登へ3回目の訪問となった両陛下。17日夜、帰京されます