【BCクラシック】「ケンタッキーダービーと雲泥の差」フォーエバーヤングに師も現地紙も高評価
【デルマー(米国)29日=松田直樹】 日本調教馬初のBCクラシック制覇を期待されるフォーエバーヤング(牡3、矢作)は29日朝、ダートコースで坂井瑠星騎手が騎乗し、最終追い切りで絶好の動きを見せた。 【写真】BCクラシックの枠順 現地の「デイリーレーシングフォーム」電子版は同馬の動きを詳細に伝え、ゴール板を通過後もコーナーで加速していた点に注目。(追い切りの)公式タイムの5ハロン64秒ではなく、「1マイル(約1周)を1分46秒29で走った」と紹介し、「フォーエバーヤングはクラシックに向けて素晴らしい状態に見える」と伝えている。 追い切り終了後、坂井騎手は現地メディアのインタビューに応じ、「(1番枠を引いたことについては)外枠の方がレースはしやすいなと思っていましたし、非常に残念な枠だったんですけど、あとはこの馬の力を信じて、勝てるようにしっかりレースを考えていきたいなと思っています。(坂井騎手は世界中で乗っていますが、米国で乗ることは)米国のレースは日本と同じようにスピード競馬ですし、そこでの経験は日本でも役立ちますし…、ただ、今回はこういった素晴らしい舞台でこれだけチャンスのある馬に乗れるということで、もちろん、勝ちたいと思っています」と意気込みを語った。 矢作師は「予定通り、非常に順調で良い動きだと思います。見た感じちょっと遅いかな、と思ったのですけれども、あの馬らしく、見た目以上に時計が出ているというところで、追い切りが終わってからの馬体を見ても非常に良いし、馬の状態に関しては何も心配するところがありません。ケンタッキーダービーの時とは本当に雲泥の差だと思います。頑張ります」とコメント。ここまでの仕上がりに胸を張った。