「泣くな!前向け!」選手も監督も涙…福島ユナイテッドFC、悔しい引き分けでJ2昇格プレーオフ敗退【J3】
サッカー明治安田J3の福島ユナイテッドFCは、2日、J2昇格プレーオフの準決勝で松本山雅FCと引き分け、悲願のJ2昇格を逃しました。「サポーターに恩返しを…」。最後まで戦い抜いた選手たちには、悔し涙がありました。 ▼「J2昇格プレーオフ」その仕組みは…福島ユナイテッドFCは準決勝で『勝利』が必須【J3】 井上和樹アナウンサー「緑色に染まったスタジアムに赤色のともしびが灯りました。遠く離れた松本の地に駆け付けたサポーターの思いを胸に、ユナイテッドの選手たち勝利を目指します」 1万2000人を超える大観衆が集まった、J2昇格プレーオフ準決勝。スタジアムの大半を松本山雅のサポーターが埋め尽くす中、福島からはおよそ500人のサポーターが駆け付けました。 リーグ戦5位のユナイテッドは、4位の松本に勝たなければ決勝へ進むことができません。先手を取ったのは、ユナイテッドでした。 井上アナ「森に通りました!決まった!ユナイテッド先制点!」 先制点は、ユナイテッド在籍9年目の樋口!大一番に頼れるベテランが口火を切ります。 井上アナ「森晃太、自分でシュートを打ってこれはポストに当たった!追加点ならず」 追加点は奪えませんでしたが、前半を優位に進めたユナイテッドが1点リードで後半へ。このままリードを守り切ればユナイテッドが決勝進出。しかし、ここでアウェイの洗礼が…。 井上アナ「すごいブーイングです。地鳴りのよう」 後半に入ると、守備に追われる時間が増え、流れが松本に傾きます。後半20分、松本のコーナーキックからこぼれ球を高橋に押し込まれ、1対1の同点に追いつかれてしまいます。 井上アナ「コーナーキックから押し込まれてしまったユナイテッド。ここからは得点を入れるしかありません」 決勝進出へは勝つしかないユナイテッド。あきらめずにゴールを狙いますが、スコアはなかなか動きません。そして…。 井上アナ「試合終了のホイッスル。こんなに悔しい引き分けはあったでしょうか。ユナイテッド、試合には負けていません。ただJ2昇格という壁に阻まれてしまった」