【穴場】定番人気のSUVのなかで隠れ名車と言われているフランス車とは?
現行型のデビューは2016年(日本では2017年)と少し前のタイミングですが、2020年(日本では2021年)にプジョーの最新デザイン言語に基づいたフェイスリフトを受け、ライオンの牙をイメージしたLEDデイタイムライトが組み込まれました。
グリルはフレームレスとなり、バンパーやヘッドライトに溶け込むようなデザインとなっており、精緻なパターンを配置することで、ダイナミックで未来的な印象を与えています。インテリアは2008と同様にi-Cockpitを採用していますが、トリム類が水平基調でやや落ち着いた雰囲気となっています。
パワートレインは、1.6Lガソリンターボ、2.0Lディーゼルターボ、そして1.6Lガソリン+モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの3種類。このハイブリッドは、後輪をモーターで駆動する4WDモデルでもあり、走り出しや高速走行、悪路や雪道でも安定感のあるドライブを楽しむことができます。
■多人数乗車モデルでもきらりと光る個性 「5008」
国内のプジョーのSUVラインアップにおいて、もっともボディサイズが大きいのが、「5008」です。もともとは3列シートミニバンというパッケージングだった5008ですが、2016年(日本では2017年)に発売された現行モデルはSUVスタイルとなりました。3008のホイールベースを延長し、3列シートの7名乗車モデルというもので、基本的なデザインは3008と同じです。
ボディサイズは全長4640mm×全幅1840mm×全高1650mmと、エクストレイルの全高を低くしたぐらいのサイズ感。都市部でも比較的扱いやすいといえます。パワートレインは1.6Lガソリンターボと2.0Lディーゼルターボの2種類で、4WDやハイブリッドの設定はありません。
デザインの要素は他のモデルと共通項が多いものの、ゆったりとしたボディサイズがダイナミックな存在感を強調し、SUVならではの逞しさをしっかり感じさせてくれます。多人数乗車モデルでも、きらりと光る個性をいつも感じていたい人にお薦めしたいモデルです。