【写真：産経新聞社】

　第106回全国高等学校野球選手権大会は19日、阪神甲子園球場で第12日目を迎え、第2試合で青森山田（青森）と滋賀学園（滋賀）が対戦。ともに初のベスト4進出をかけた一戦は青森山田が1対0で滋賀学園に勝利し、準決勝進出を決めた。 【表】夏の甲子園2024　組み合わせトーナメント表 　青森山田の先発は2年生の下山大昂、対する滋賀学園も、2年生の土田悠貴が先発する形で試合開始となった。 　先攻の滋賀学園は1回表、1番・多胡大将が二塁打で出塁。しかし、この回は右翼・佐藤洸史郎の好プレーもあり、無得点に終わった。 　その裏、対する滋賀学園の先発・土田はストレートとスライダーを駆使し、青森山田打線を三者凡退に。両先発が初回を無失点に抑えた。 　0対0で迎えた4回表、青森山田はエース・関浩一郎がマウンドに上がる。ストレートやカットボールなどで打者を打ち取り、この試合初めて滋賀学園打線を三者凡退に抑えた。 　そんな中、滋賀学園は5回表に相手のエラーなどもあり、2死一、二塁のチャンスを迎える。ここで1番・多胡がヒットを放ち先制と思われたが、青森山田の右翼・佐藤がホームに好返球を見せ、タッチアウト。先制点を許さない。 　均衡が破られたのは7回裏。青森山田は先頭の2番・佐藤隆樹が内野安打で出塁し、ここで滋賀学園はエース・脇本耀士がマウンドに上がる。 　その後、2死三塁とすると、今大会ノーヒットだった5番・吉川勇大にタイムリーヒットが飛び出し、青森山田が待望の先制点を挙げた。 　反撃したい滋賀学園だが、最後まで得点を奪うことはできず。強力打線の滋賀学園を1-0で完封した青森山田が、初のベスト4に進出した。