覚せい剤で逮捕のセクシー女優、13年間の女囚生活を明かす。「獄中の“彼女”から思い出作りを迫られて」
刑務所内でできた彼女との「思い出作り」
――すごいネーミングですね(笑)。ちなみに女子刑務所内だと、女性同士で付き合っていたという事例を聞いたことがあります。 合沢:はい、私も彼女がいたときがありますよ。でもみんなが付き合うわけじゃなくて、全体的には珍しいですね。 ――共同生活の中でバレないんですかね? 合沢:同じ部屋の人たちには話して、付き合うことを認めてもらいました。最初は「おはよう」とか「おやすみ」のチュウくらいでしたね。 でも私が美容師の資格を取る2年間しか一緒にいられない子だったんです。それで私が卒業する前に、その子から「思い出がほしい」って言われて。 ――思い出、ですか……。 合沢:はい。私も「思い出、かぁ……」と思って、部屋のみんなに相談したんです。こそこそ「思い出作り」をしたら懲罰になってしまうので、日にちと時間を決めて、みんなに見張りをしてもらって、手でしてあげましたね。 ――いい話ですねぇ。やっぱり同じ部屋で暮らしていると、もう仲間みたいな感覚なんですかね。 合沢:そうなんですけど、そのなかのひとりには後で密告されましたね(笑)。「変なことをしている人がいます」みたいな感じで、日記とか手紙とかに書くんですよ。先生(刑務官)に検閲されるから、それでバレちゃった。 ――密告ですか。密告した人にはプラスがあるんですか? 合沢:そういう場合もあるみたいですね、得点稼ぎみたいな。でもそういうことをする子は、部屋の仲間から弾かれます。私も、もうその子とは口をききませんでした。
刑務所での生活はめちゃくちゃ健康的
――刑務所での1日の暮らしは、どんな感じなんでしょうか。 合沢:平日は朝の6時50分に起きて、7時20分には工場に出ます。16時くらいまで作業をして、ご飯を食べてから部屋に戻ります。あとは余暇時間といって、18時くらいからテレビを見たり本を読んだりして、21時には就寝時間ですね。 ――規則正しいですし、健康的な生活ですね。 合沢:めちゃくちゃ健康になりましたね。ちゃんと3食とるし、メニューもときどき「なんじゃこりゃ?」ってのもあるけど、ちゃんとおいしいものが出ますし。睡眠時間もしっかり確保されていますしね。 ――じゃあ、刑務所の中の暮らしに対して、大きな不満はなかったんですね。 合沢:刑務所の中に入っている、と思えば、当たり前の生活かな、と私は思えました。でもやっぱり我慢ができないって子もいましたね。やっぱり共同生活だと、もし嫌いな相手がいてもほぼ24時間ずっといっしょにいなければなりませんから。これはキツイですよ。