NHK杯・女子の坂本花織、今季SP世界最高得点で首位発進【フィギュア】
◇8日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯(国立代々木第一競技場) 女子はショートプログラム(SP)を行い、第2戦・スケートカナダを制した世界選手権3連覇中の坂本花織(24)=シスメックス=が今季のSP世界最高得点となる78・93点をマークして、首位発進。2021年以来のNHK杯制覇に向けて好スタートを切った。 最終12番滑走で登場した坂本は冒頭で跳んだダブルアクセル(2回転半ジャンプ)をしっかり決めて、GOE(出来栄え点)で1・56点の加点を獲得。続く3回転ルッツで1・69点、3本目に跳んだフリップ―トーループの連続3回転で1・51点の加点を得た。ジャンプ以外の構成要素も3本全てのスピンとステップを最高のレベル4とし、世界女王の実力を自国開催の大会でみせつけた。 他の日本勢はこの大会が今季GPシリーズ初戦となる昨季四大陸選手権女王の千葉百音(19)=木下アカデミー=が自己ベストを更新する71・69点の2位、スケートアメリカは9位だった青木祐奈(22)=MFアカデミー=は69・78点の3位で9日のフリーに進出。男子に続いて女子も表彰台圏内を日本勢で独占した。
中日スポーツ