米軍が嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行 昨年12月から通算10回目 生活の隣で訓練が常態化 沖縄
米軍は18日午後3時50分ごろ、米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行した。MC130特殊作戦機から10人の兵士が次々と降下した。沖縄県や地元自治体が繰り返し反対する中、2023年12月からの1年間で通算10回目の実施となり、生活の隣での訓練強行が常態化している。 【写真】「性的暴行は重大な犯罪」 嘉手納基地司令官が声明 少女誘拐暴行で米兵に有罪判決
降下訓練は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)で伊江島補助飛行場で実施すると合意し、2007年に「嘉手納基地を例外的な場合に限って使用」すると追加合意した。米軍は従来使用していた伊江島補助飛行場の滑走路が補修中という理由から、この1年間、嘉手納基地での訓練実施を続けている。 陸上でのパラシュート降下訓練を巡っては、1965年6月に米軍が読谷村の読谷補助飛行場で実施した訓練で、降下されたトレーラーが民家に落下し、少女が圧死する事故が起きている。そのほか、装備品が落下するなどのトラブルもあり、県や近隣市町村は嘉手納基地での降下訓練の中止を強く訴えてきた。
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