山形・蔵王温泉スキー場開き、五つのゲレンデが滑走可能に
全国からスキーヤーやスノーボーダーが訪れる山形市の蔵王温泉スキー場で14日、スキー場開きが行われた。本格的な降雪で会場となった上の台ゲレンデの積雪は圧雪状態で30センチ。待ちわびた人々が複数のゲレンデで滑走を満喫した。 時折ふぶく中、関係者が神事に臨み、蔵王索道協会の大木剛裕(たかひろ)会長がスキー場開きを宣言。プラカードを手にした「蔵王天狗(てんぐ)」、地元の蔵王三小児童と蔵王二中生が初滑りを披露し、くす玉を割って今季オープンを祝った。同中1年伊東渚さん(13)は「久々のスキーで不安もあったが、無事に滑ることができた。授業でもスキーをやるので上達したい」と笑顔で話した。 同協会によると計14ゲレンデのうち上の台、中央、パラダイス、菖蒲(しょうぶ)沼、ユートピアの五つのゲレンデが滑走可能となった。今季の新たな試みとして、1日券などはナイター利用も可能にし、料金を割引する「山形県民割」を今月21日から来年3月31日まで全ての日で利用できるようにする。