「GunMaaS」拡大へ 若年層にアピール強化 群馬県
群馬県が進める次世代の交通サービス「GunMaaS」について、登録者数は高い伸びを見せるものの、世代間で利用に差がみられることが分かり、県では特に若年層に対するアピールを強化する方針です。 これは、29日の県議会一般質問でリベラル群馬の本郷高明議員の質問に岡田DX推進監が答えたものです。 「GunMaaS」は、バスや鉄道のルート検索からチケットの予約・決済までの手続きを、スマートフォン上で一括して行える次世代交通サービスです。 去年3月のサービス開始以降、登録者数を伸ばしていて先月末時点で約2万300人の登録がありました。 今年9月には、上毛電鉄と上信電鉄が500円で乗り放題になるキャンペーンを実施し、利用者の約8割が「公共交通利用のきっかけになった」とアンケートで回答しています。 一方で登録者を年代別に見ると40代と50代がそれぞれ20%を占めた一方、20代は15%、10代では9%にとどまり、若い世代には浸透していないことが明らかになりました。 このため県では今後、SNSを活用した周知や商業施設と連携したキャンペーンの展開など若年層に向けたアピールを強化し利用の促進を図ることにしています。