塩ノ谷早耶香、目指すは新“冬の女王” EXILEと同事務所からデビューした実力派
EXILEが所属する音楽事務所「LDH」から2年前にデビューしたソロシンガー、塩ノ谷早耶香(しおのや・さやか)。表現力豊かな歌声を持つ実力派だ。そんな塩ノ谷が「第66回さっぽろ雪まつり」のライブイベントのために来札。インタビューに対し、「冬といえば塩ノ谷と呼ばれたい」と新“冬の女王”への意気込みを語った。
デビューのきっかけ
塩ノ谷は2013年1月、EXILEが所属していることでも有名な音楽事務所「LDH」からメジャーデビュー。昨年12月に1stアルバム「Luna」をリリース。そのアルバムを引っ提げて6日夜、大通会場1丁目でライブを行った。 塩ノ谷がデビューするきっかけになったのは、EXILE主催のオーディション(2011年)と、現在所属しているキングレコード主催のオーディション(2012年)。 「小さい時からジャズダンスを学んでいて、表現することの凄さ・素晴らしさを知りました。そして更に表現力をつけたくて、“言葉”のあるヴォーカリストを目指すようになりました」 このオーディションは、周囲の方々にも塩ノ谷の決意を知らしめることになった。 「突然『歌手になりたい!』なんて言い出したので、両親も(学校の)先生も友達も皆『どうせ、思いつきで言ってるだけでしょ?』という空気だったんです。それがオーディションでファイナリストになったり賞をいただいたりで、ようやく本気だと気付いてもらえました(笑)」 デビューからちょうど2年、塩ノ谷にとっては「学生時代までに経験していたことに比べると比較にならないくらい実の詰まった時間……いろいろな感情、心の動きがあった期間」だったそうだ。
「冬といえば塩ノ谷」目指して
その2年間の集大成として、昨年12月に1stアルバムがリリースされた。アルバムタイトルの「Luna」は「月」の意味だが、このタイトルについては「月には裏面もあるのに、いつも表しか見えない。その表と裏の関係は人間と同じように感じたんです。そして、月は毎晩世界を照らしているので、月のように聴き手の方に寄り添えるようなアルバムにしたいと思って、このタイトルにしました」とのこと。 収録曲はシングルとしてリリースされている「Snow Flakes Love」「Dear Heaven」や新曲「それでも世界は美しい」「雪空」など全15曲。小柄な体からは想像も出来ないような力強さと、女性らしい優しさを兼ね備えたヴォーカルが楽しめる1枚となっている。 「自分で歌詞を書いた曲は、普段思っていることを自然に言葉にしています。私の場合、曲が先に完成していることがほとんどなんですが、メロディを歌っていると勝手に言葉が浮かんでくるんです」と、歌詞作りの秘密も教えてくれた。