高田川審判部長、元村に期待「大相撲は無差別級」
大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)の新弟子2次検査が19日、東京・墨田区の両国国技館で行われ、ただ1人の受検者の元村康誠(もとむら・こうせい、15)=佐渡ケ嶽部屋=が運動能力テストを通過した。体格基準(身長167センチ以上、体重67キロ以上)に満たない志望者が対象で、元村の身長は159・5センチ。内臓検査などを受けて合格すれば、戦後初となる150センチ台の力士が誕生する。 元村に合格を伝えた高田川審判部長は「小さくても運動神経があって、意欲のある力士ができれば楽しみ。大相撲は無差別級。自分に合った相撲を追求すれば強くなれる」と期待した。元村が小4のときから声を掛け、スカウトした秀ノ山親方は「相撲が大好き。そんな気持ちに応えられるよう指導していきたい。3年先を見越した稽古をやらせたい」と意気込んだ。