トランプ新政権、金正恩氏との直接会談を検討か…第1次政権では非核化巡り交渉決裂
【ワシントン=阿部真司】ロイター通信は26日、米国のトランプ次期大統領の政権移行チームが、トランプ氏と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記との直接会談を検討していると報じた。複数の関係者の話だとしている。トランプ氏は判断しておらず、会談が実現するかどうかは不透明だ。
トランプ氏は第1次政権で金氏と3度にわたり会談したが、北朝鮮の非核化措置を巡り交渉は決裂した。トランプ氏は今回、国家安全保障担当の大統領筆頭副補佐官に、第1次政権で米朝交渉を担ったアレックス・ウォン元国務次官補代理を起用すると発表しており、ウォン氏らを中心に首脳会談を模索するとみられる。