のと里山海道全線対面通行 能登大橋付近復旧 被災地復興加速へ
能登半島地震で損傷したのと里山海道は10日、発生から254日目で全線で対面通行が可能となり、奥能登と金沢の間をノンストップで移動できるようになった。片側交互通行が続いていた能登大橋付近(穴水町)の応急復旧が終わったためで、物資や人の移動がより円滑となり、被災地復興の加速に期待がかかる。 午前10時に対面通行が始まると、補修工事が完了した路面を次々と自動車が走り抜けた。 能登大橋は震災でたもとの盛り土が崩れて路面が損傷し、1車線分しか通行できない状態となった。石川県の権限を代行する国土交通省金沢河川国道事務所が約260メートルの区間で復旧工事を進めてきた。 のと里山海道と能越自動車道は地震のため、大規模崩落28カ所を含む計178カ所が損傷した。7月17日には全線で通行できるようになっていた。