【桂川有人の欧州ツアー挑戦記 #8】スイスは高校時代にいたフィリピンのバギオみたい。今週も上位争いしたい!
だから今も、意識するわけではなく、自分がいるステージに自然に馴染んでくる、経験を積み重ねれば、気づいたら勝手に成長している、という感覚があります。ふふふ。でも、こう考えると「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」での優勝は大きかったなと思いますね。目の前の試合で成績を出さないと次にいけないということではなく、たくさんの試合に出られるということはステップアップしやすいからです。だからこそ、本当に試合を1つずつ大切にこなしていくという感じなんです。 ツアーも終盤戦に入り、少し雰囲気が変わってきた感じもします。上位の選手もどんどん出場し、選手層も厚くなってきますし、それにやっぱりポイントや賞金も大きくなってきて、1試合で今まで積み重ねてみたものが一気にひっくり返ることがある。でも逆にひっくり返すこともできると思うので、本当に大事な終盤戦です。 僕は、DPワールドツアープレーオフ、アブダビとドバイに出ることを目標にやっています。レース・トゥ・ドバイランキングで、アブダビは70位以内、最終戦のツアー選手権(ドバイ)は50位以内で出場できる。今、賞金ランキングは53位ですから、何とか順位を下げないよう、50位以内には入っていけるよう頑張りたいです。 今日もプレーヤーズラウンジで、パスタとチキンを食べました。だいたいどこの国にいってもこのメニュー。ボロネーゼ、カルボナーラ、アラビアータ……と国によって選べるパスタソースが違う感じです。日本食はまったく持ってきていません。お湯を沸かすものもないので。困ったら、ステーキかパスタかハンバーガーで頑張ります(笑)。 さあ、今週も始まります。先週の成績を自信にして、また同じように上位争いしたいなぁと思っています。 写真/桂川有人
週刊GDツアー担当