【桂川有人の欧州ツアー挑戦記 #8】スイスは高校時代にいたフィリピンのバギオみたい。今週も上位争いしたい!
DPワールドツアーに参戦中の桂川有人。今日は今週開幕の「オメガ欧州マスターズ」の会場であるスイスでのお話しです。 桂川有人が撮影したスイスのコースと景色
こんにちは。桂川有人です。昨日の記事にも書きましたが、今週開催の試合「オメガ欧州マスターズ」の会場、スイスのクランスシュルシエレGCにいます。 この試合はみなさんから、「すごくいい場所だし、出るといいよ」と言われていたんですけど、実際に来てみて納得。山をずっと上ってきたところにコースがあるんですけど、なんだか(高校時代にいた)フィリピンのコースに雰囲気が似ていて。フィリピンのバギオという場所で、”天空都市“なんて言われている避暑地で、そこも山の上なんですけど、アマチュア時代に試合に出ていたことを思い出してしまいました。 ここスイスは、でっかい家やホテルがありリッチな感じで雰囲気がよく、物価も高いです(笑)。「いかにもスイス!」という感じで、山なんかもすごく綺麗ですね。今は夏なので雪がなくて残念ですけど、冬はスキー場も見えたりして、きっとさらに綺麗なんだろうなと。すごくおしゃれなレストランがあったりもします。
コースは、距離があまりなくて、標高が高いからボールが飛んでくれて、林間っぽい雰囲気もあるので、日本人選手にもチャンスがあるんじゃないかなぁという話もしています。もちろん、特に後半のホールは池がらみが多かったりしてティーショットが難しいので、気をつけないといけません。
僕は基本、一人で練習ラウンドしますけど、誰かが入ってきたら一緒に回ったりもします。いろいろな選手を見られるのはやっぱり勉強になりますね。ヨーロッパの選手もみんな飛びますし、なぜか狭いところで曲がらない。普通のホールでめっちゃ曲がって林とかに行っても、すごいプレッシャーがかかる狭いホールほどきちんと打ってきたりします。不思議です。ふふふ。
DPワールドツアーにもようやく馴染んできた感じはあります。初めての場所に来ると、どうしても必要以上に構えてしまいますけど、だんだん慣れてくると自然に、ゴルフなどのレベルも関係なくなってくるというか……。僕はアマチュア時代からずっと、いきなり上手くも強かったかったわけでもなく、徐々に上のステージを経験していきながら馴染んでいく、という感じでやってきました。日本ツアーでも当初は優勝できるような選手ではなかったですけど、ステップアップして優勝できました。