伊藤沙莉主演、実話を基に描いたサクセスストーリー『風のマジム』夏公開
伊藤沙莉主演映画『風のマジム』の公開が決定した。 伊波まじむは、那覇で豆腐店を営む祖母と母と暮らしながら、通信会社・琉球アイコムの契約社員として働いている。いつも祖母と一緒に通うバーで、ラム酒の魅力に取り憑かれたまじむは、その原料がサトウキビだと知る。 【写真】原田マハ「風のマジム」(講談社文庫) 折しも、社内ベンチャーコンクールが開催され、まじむは南大東島産のサトウキビからラム酒を作る企画で応募するが、それはやがて家族、会社、島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していく――。 本作はまだ、沖縄のサトウキビでラム酒が作られていなかった平成のころ、「地元沖縄のサトウキビからラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げた金城祐子をモデルに、原田マハが書き上げた「風のマジム」が原作。 主人公・伊波まじむが、沖縄産ラム酒誕生のために奮闘し、周囲の人々を巻き込みながら家族に支えられつつ夢を実現するサクセスストーリー。 主演の伊藤は、『パンとバスと2度目のハツコイ』「ミステリと言う勿れ」などに出演、連続テレビ小説「虎に翼」で主人公・寅子を演じたことも記憶に新しい。まじむ役を務めるにあたり、「何故だか懐かしさを感じるようなあたたかいお話だと思いました」と物語の印象を語り、「方言や土地に触れて撮影するのが今からとても楽しみです」と心境も明かしている。 なお監督は、広告やショートフィルムを手掛け、本作が映画初監督となる芳賀薫が務める。 『風のマジム』は2025年夏、全国にて公開予定。
シネマカフェ シネマカフェ編集部