空気階段・水川かたまりさんの瞑想法「皿洗いや犬の散歩の途中、いつでも瞑想はできる」
瞑想をはじめたことで、幸せの総量が増えたという空気階段の水川かたまりさんに、どのように瞑想を実践しているかを教えてもらいました。「瞑想は全人類が試してみるべき」と話す、かたまりさんの瞑想法は、日々の暮らしに忙殺されている人こそ真似できそうなものばかりです。 【写真】空気階段・水川かたまりさん、気軽な瞑想のすすめ
皿洗いや犬の散歩の途中、いつでも瞑想はできる
――実際にどのように瞑想を実践していますか? かたまりさん:上田さん(元ゾフィの上田航平さん)に何をしているときでも瞑想はできると教えてもらってから、皿洗いをしているときや犬を洗っているときにも瞑想をしてます。目の前の皿や、犬を洗うことにだけ全神経を集中させるっていう方法なんですが(笑)。 犬の散歩の際にも、公園のベンチに座って15分ほど瞑想をしていますね。ベンチに座り軽く手を開いて、呼吸をし、体の中に流れる空気を意識するやり方です。肺が膨らんでいるとか、鼻から抜ける息の冷たさなどに意識を集中させています。 その場に居合わせた人たちには「あいつ何やってんだ?」と思われているかもしれませんが、もうあまりそういうことは気にならなくなってきました。最初の頃は、犬に「早く散歩しようよ」とアピールされてリードを引っ張られてましたが、最近は慣れてきたみたいで、僕の瞑想が終わるまで犬もおとなしく横で待ってくれています。 仕事で地方に行っていたり、撮影などが重なったりして、犬の散歩ができないときは、食事やサウナのタイミングを瞑想タイムにしています。あと、最近毎晩欠かさずにしているのは、「ボディスキャン瞑想」。ベッドに横たわって、1回深呼吸をするんです。そのあとに足の指先、かかと、そしてふくらはぎというように順を追って、まるで体をスキャンするように自分の体へ意識を向けていく方法です。5分ほどでできるので手軽ですし、何よりこれをすることにより、安眠しやすくなりました。
健康でいないと、仕事にも集中できないし、家族のことも大切にできない
――何がきっかけで瞑想をはじめとしたセルフケアをするようになったのでしょうか? かたまりさん:もともと僕のじいちゃんが健康法大好き人間だったので、わりとその影響を受けていますね。中学生の頃から、ウォーキングが体にいいと聞いたらすぐに試していましたし、睡眠の質を上げるために部屋を真っ暗にして寝ていました。 瞑想をはじめるきっかけにもなったように、スポーツ選手のインタビュー記事を読むのが好きなんです。そこで「俺は今こんなことをやっている」という話を読むと、まず試してみるというのが習慣になっています。体が資本である人たちが自分のためにやっていることは、絶対にいいものだと信じているので。 今、毎朝冷水シャワーを浴びているんですが、それもサッカー日本代表の三苫薫選手が、ルーティンとして紹介していたことがきっかけ。僕、本当になんでも影響を受けやすいんです(笑)。 あと、高校生の頃、隣の家が火事になってしまったことがきっかけで、不眠ぎみになってしまったことも、僕が健康法オタクになったことに関係しているかもしれないです。ずっと眠れない日が続いて、部活も思うようにできなくなってしまい、「このままではいけない」と、睡眠についていろいろ勉強したんです。自分のコンディションは、よい状態でキープしておかなければいけないという意識も、このときに芽生えました。 極論、仕事よりも家族よりも自分の健康が重要だと思っているんです。健康でいないと、仕事にも集中できないし、家族のことも大切にできないですから。