複数の美容室へ侵入し現金など盗んだ疑い 20代の男2人を検挙 上越市や長野県で犯行重ねる 《新潟》
警察は10日、上越市や長野県内で複数の美容室へ侵入し現金などを盗んでいた20代の男2人を検挙したと発表しました。 建造物侵入、窃盗の容疑で検挙されたのは、住所不定、無職の男(29)と、茨城県水戸市に住む建設作業員の男(22)の2人です。 警察によりますと、ことし9月12日、男(29)が金品を盗もうと上越市内の美容室に侵入しましたが、美容室からの通報で男は目的を遂げず、逮捕されました。 この事件の捜査から警察は、男(29)と行動をともにしているもう1人の男(22)を把握。ことし10月、業務に使うなど正当な理由がないのに車内に建物などへの侵入に使うおそれがある“指定侵入工具”のバールを22歳の男が、上越市内の駐車場で軽自動車内に隠し持っていたことから逮捕、捜査を続けていました。 その後の捜査で、2人がことし10月3日に長野県長野市の美容室に侵入し、現金合計約17万円を盗んでいたことが判明したため10月25日に建造物侵入、窃盗容疑で2人を逮捕しました。 さらに同じ日に2人は長野市内で美容室3店舗にも侵入し、現金約34万円とコインケース2個(時価合計約600円相当)を盗んだ容疑が浮上、11月20日に逮捕されました。 警察は2人がほかの同様事件に関与している可能性があるとして、さらに捜査を進めています。 2人の認否について警察は、捜査に支障があるとして明らかにしていません。