大谷翔平、7月初戦で27号逆転2ラン 日本選手3人目の通算500打点到達 「日本の日」に主役張る
◇ナ・リーグ ドジャース-ダイヤモンドバックス(2024年7月2日 ロサンゼルス) 【写真】激レア!大谷翔平の真顔「ダブルサムズアップ」! ドジャースの大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第4打席で2試合ぶりとなる27号アーチを放った。 2-3と勝ち越しを許した直後の7回裏、無死一塁から相手3番手・マルティネスの2球目、内角に甘く入ったスライダーを強振。完璧なアーチを描いた打球があっという間に右中間席に吸い込まれた。逆転の27号2ランに本拠ファンは「MVP」コールで狂喜乱舞した。打球速度112マイル(約180.2キロ)、飛距離433フィート(約132.0メートル)の一発となった。 初回の第1打席は左翼線への二塁打を放ち、2死からT・ヘルナンデスの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。3回の第2打席は右足に自打球が直撃し痛みに悶絶。最後は空振り三振に倒れた。 5回の第3打席は中前打を放ちマルチ安打をマーク。1試合3安打は6月17日(同18日)のロッキーズ戦以来で今季9度目となった。 6月は99打数29安打の打率・293、12本塁打、24打点と大暴れし、月間MVPの有力候補に挙がっている。月が変わって7月初戦となったこの日も快音は止まらず、2試合ぶりの一発でメジャー通算501打点とし、イチロー(780打点)、松井秀喜(760打点)に次ぐ日本選手3人目の大台突破となった。 10日ぶりのホームゲームとなったこの日は、日本文化を広める「ジャパン・ヘリテージ・ナイト」として開催。一部チケット購入者には袖部分が浮世絵風になった特別ユニホームが配られ、試合前にはギタリストのMIYAVIらがパフォーマンスを行ったほか、人気SFドラマ「スター・トレック」シリーズで知られる日系米国人俳優ジョージ・タケイも始球式を務めた。 「日本」を世界に広く知ってもらう日に、日本が生んだスーパースターがバットで主役を張った。 また、米大リーグの公式サイトはこの日、オールスター戦(アーリントン)の先発野手を対象にしたファン投票(2次投票)の途中経過を発表。大谷はナ・リーグのDH部門で得票率を前日の61%から65%に伸ばし、フィリーズ・シュワバーとの差を4ポイントに広げた。