変わる鹿児島市街地 住吉町15番街区 公募検討スタートも会議は非公開
県の土地である鹿児島港本港区の住吉町15番街区は、去年策定されたエリアコンセプトプランで「コンベンション機能等を核とした交流・観光拠点エリア」と位置づけられています。 鹿児島商工会議所は大規模な会議やパーティーを開けるMICE施設「住吉ハーバープレイスプロジェクト」の整備を提案。 そこに与次郎地区にある「鹿児島サンロイヤルホテル」が老朽化などを理由に住吉町15番街区への新築移転を県に要望しています。 この土地の開発を担う事業者を決めるにあたってどのような公募の内容や評価基準にするか。 それを検討する委員会は学識経験者や県幹部などの6人で構成されました。 初回の9日は概要の説明や今後のスケジュールなどでしたが… (評価委員会委員長 宮廻 甫允鹿児島大名誉教授) 「各委員が率直な意見を言えることが重要というふうに考えます」 (評価委員会委員 川島茂 県立短期大学教授) 「審査等にかかわる内容が多く含まれることになろうかと思います。忌憚のない先生方のご意見をいただきたいという趣旨にものっとってですね 今回は非公開とすることが適当ではないかと」 このような意見が出され、会議は非公開とされました。 塩田知事は公募を行う理由として、公平性を確保するためだとしています。 (記者) 「外資系だったり他の企業が来て、(サンロイヤルホテルが)そこに行けなくなることも可能性としてはあるのかなと思うんですが、そこら辺は配慮されますか」 (塩田知事) 「外資系を排除するとか、そういったことで考えるということではないと思います」 委員会では今後、県有地の所有権を事業者に売却するか県が保有したまま貸し付けるかといった重要な判断も検討される予定です。 初回の会議を非公開とした理由について県はー (県PR観光課 上門 正和参事) 「意見をいただくにあたりまして、率直な意見を言えるような状況というのが必要ということで非公開ということになりましたので」 次回の委員会は2月中に行いたいとしています。