グリーンＭＰＣ委員

（ブルームバーグ）： イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会（ＭＰＣ）メンバーのグリーン委員は、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的流行）後の人手不足に直面した英国企業が必要以上にに労働者を抱え込んだ場合、利下げが遅れる可能性があるとの見方を示した。

グリーン氏は16日の講演で、次回６月の会合までに入手するデータがインフレ退治の「ラストマイル」がどの程度になるかを見極める上で非常に重要になると述べた。

同氏はここ数カ月間で労働市場に関する「明るいニュース」があったと指摘した上で、人員の「抱え込み」によって高い賃金上昇圧力や過度に低い失業率が続く可能性があると警戒感を示した。

またインフレについて同氏は、「個人的な見解では、昨年７月にＭＰＣに加わってからインフレの根強さは弱まっている。これは単なる偶然ではなく、われわれの景気抑制的な政策スタンスがその一因となっている」と述べた。

原題：Greene Says Inflation Persistence Has Waned Since Joining BOE

BOE’s Greene Warns Labor Hoarding Could Delay Interest-Rate Cuts

（抜粋）

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