インド土砂災害、死者160人に 荒天で救助活動難航
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【8月1日 AFP】インド南部ケララ(Kerala)州ワヤナド(Wayanad)地区で発生した土砂災害の死者は160人に上った。多くは、紅茶農園で働く季節労働者とその家族とみられる。警察が7月31日、明らかにした。 警察当局はAFPに、7月30日未明の災害発生以降、約500人が救助されたと述べた。 7月31日も豪雨と強風が続き、捜索・救助活動は難航している。被害が最も大きかった地域に向かうための橋が流されたため、救助当局はジップラインを渡して遺体の収容に当たっている。 救助ボランティアの男性はAFPに、土砂崩れの被害を免れても増水した川によって「家や寺院、学校と一緒に流された」人が数人いると話した。 ワヤナド地区は丘陵に広がる紅茶農園が有名。季節労働者も多い。周辺地域に設置された避難所には現在3000人以上が身を寄せている。 州災害当局によると、今後さらなる大雨と強風が予想されており「ぜい弱な建物への被害」が懸念されるとして警戒を呼び掛けている。 映像は7月30、31日撮影・提供。(c)AFPBB News