群馬・伊勢崎市の家族3人死亡事故、被告「運転前に焼酎400ミリ飲んだ」と供述
群馬県伊勢崎市で5月、トラックに衝突された乗用車の家族3人が死亡した事故で、トラックを運転した吉岡町下野田、会社員鈴木吾郎被告(70)(自動車運転死傷行為処罰法違反で起訴)が「運転前に焼酎約400ミリ・リットルを飲んだ」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。逮捕直後は「詳しく覚えていない」と供述していた。
また、鈴木被告の血中からは、道路交通法違反(酒気帯び運転)の基準値(1ミリ・リットル当たり0・3ミリ・グラム)の約3倍のアルコール分が検出されていたこともわかった。検査は病院搬送後に行われており、捜査関係者は、運転時のアルコール濃度はさらに高かったとみている。
起訴状などによると、鈴木被告は5月6日、同市境上矢島の国道17号でトラックを運転。酒を飲んで正常な運転が困難な状態で対向車線の乗用車2台に衝突し、前橋市の会社員塚越寛人さん(当時26歳)ら3人を死亡させるなどしたとされる。過失運転致死傷で起訴されたが、10月に危険運転致死傷に訴因変更された。