ロシア軍、ウクライナのエネルギー施設に大規模攻撃…100万以上の世帯が停電か
AP通信によると、ロシア軍は28日、ウクライナのエネルギー施設に対し、大規模な攻撃を行った。計200発近くのミサイルや無人機が首都キーウや東部ハルキウ州などの全土を襲い、西部リビウ州などで計100万世帯以上が停電した。
ロシアのプーチン大統領は28日、カザフスタンで開かれた会議で、100機の無人機と90発のミサイルで軍事施設など17の標的を攻撃したと明らかにした。ウクライナ軍が米英製の長射程兵器で露領内を攻撃したことへの報復だとしている。
APによると、ウクライナのエネルギー施設に対する露軍の大規模攻撃は今年11回目。厳冬期を前に電力を断ち、ウクライナ国民の士気を下げる狙いがある。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「こうした攻撃のたびに防空システムの必要性が証明される」とSNSで述べ、米欧諸国に防空システムの提供を急ぐよう訴えた。