はやぶさ2、人工クレーターを確認 JAXA会見(全文1)大成功と言える
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日午後、記者会見を開き、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」表面に生成を試みた人工クレーターの探索状況について説明した。 【動画】クレーターは生成できた? はやぶさ2が降下し探索 JAXAが会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「クレーターは生成できた? はやぶさ2が降下し探索 JAXAが会見」に対応しております。 ◇ ◇
登壇者の紹介
司会:本日はお集まりいただき、ありがとうございます。定刻になりましたので小惑星探査機、「はやぶさ2」の記者説明会を開催します。まず始めに登壇者をご紹介しますが、本日は、「はやぶさ2」運用のため、JAXA相模原キャンパスから離れることができず、テレビ会議による説明になりますことをご了承ください。 画面向かって。(笑)。ちょっとたくさん増えていますけど、一番右側が「はやぶさ2」プロジェクトチームミッションマネージャの吉川真。それからその次がJAXA宇宙科学研究所研究総主幹、久保田孝。 荒川:自己紹介したほうがいいですか。神戸大学の荒川と申します。SCIのDCAMの科学担当主任研究者をやっております。よろしくお願いします。 津田:プロジェクトマネージャの津田です。よろしくお願いします。 司会:すいません、ちょっと今音量の調整を。 津田:聞こえますでしょうか。 久保田:マイクもうちょっと【ヒク*00:02:43】。 女性:マイクこれです。 久保田:もう伸びない。 司会:聞こえますでしょうか。 男性:聞こえないのか。 司会:聞こえますでしょうか。これぐらいの音声でいかがでしょうか。大丈夫でしょうか。大丈夫ですかね。はい、聞こえます。では説明をお願いいたします。 男性:【コレ***00:03:14】 津田:これでやる。 男性:これしかない。
クレーター探索運用の説明
津田:それでは相模原からご報告させていただきます。本日クレーター探索運用、事後観測という形でクレーター探索運用を行いました。だいたい高度1.7キロメートルぐらいまで降下して、そこでクレーターができたと思われる予定地点周辺、半径200メートルの領域をくまなく撮影いたしました。これは表示されているんですか。 吉川:表示されていないですね。 津田:されていないですか。予定どおり運用は進行しまして、現在、探査機はすでに全ての撮像を終わって上昇しているところです。上昇しながら撮影された画像を下ろしておりまして、その中から「はやぶさ2」が生成したと考えられるクレーターを見つけ出すことができましたので、これからご報告したいと思います。映ってないっていうのは。これ映っている。これは映ってない。 吉川:手元に資料が。 津田:資料があるんですね。 司会:手元に資料、記者の皆さんございますので、ページ数を言っていただければ。 津田:じゃあページ数ですね。じゃあ2ページ目を今ご説明していますが、時刻でいうと降下開始は4月24日の16時42分。日本時間です。1.7キロメートルに到達した時刻は4月25日の11時16分になります。3ページ目にまいります。これはリュウグウの地図ですけれども、この中で今回クレーターを、観測地点はこのS01と書かれている領域付近を中心に黄色で描かれた半径200メートルの領域になります。これはCRA1という事前観測で観測した領域とまったく同一になります。 4ページ目にまいります。4ページ目は、これは事前計画と同じですけども、クレーター探索運用の概要になっております。高度20キロメートル、ホームポジションから降下をして、いつもどおり最初は40センチメートル毎秒、高度5キロメートル以下では減速して秒速10センチメートルになって、今回は高度1.7キロメートルでホバリングをしました。 そのホバリングしている間に探査機全体の姿勢を振ることで、半径200メートルの領域を撮影しながらスキャン撮影をするということを行っております。これは全て予定どおりいっております。