岡山大学陸上競技部が出雲駅伝のタスキを手に…名将・原晋監督の教え受けた選手が部員に気づかせた自信
岡山放送
大学3大駅伝の一つ、島根県で行われる出雲駅伝に岡山大学の陸上競技部が2024年、初めて出場します。駅伝の名門校から1人の選手が加入したことで劇的に進化を遂げたチームを取材しました。 (岡山大学陸上競技部 石鍋颯一選手) 「未練があったからこそ岡山に来てもう一度、陸上をやろうと思えた」 岡山大学陸上競技部の4年生、石鍋颯一選手(25)。石鍋選手は2022年まで駅伝の名門、青山学院大学に所属していました。 (石鍋颯一選手) 「4年目の夏頃にアキレス腱(けん)の痛みが悪化し、4年目ということで時間がなかったのでマネージャーに転向した」 名将・原晋監督のもと全国トップクラスの選手とともにしのぎを削った4年間。卒業後、家業を継ぐために岡山大学歯学部へ進学してからも駅伝への思いは途絶えませんでした。 これまでの岡山大学は中四国地区で4番手を目指すチーム、全国を知る石鍋選手が合流したことでメンバーの意識に大きな変化が生まれます。 (岡山大学陸上競技部 赤澤京弥選手) 「石鍋さんがもっと上のレベルのことを知っていて、みんなでも上を目指せると言ってくれたのが大きかった」 (石鍋颯一選手) 『(原)監督が「人間の能力には差がなく結果の差は熱意の差だ」と常々言っていて、本当にそれが青学時代も、ここに来てからも自分の中で実感しているところ』 常勝チームの練習メニューを徐々に取り入れ、劇的に進化を遂げた岡山大学。2023年11月、中四国学生駅伝競走大会(山口県山口市)で35年ぶりに準優勝を果たし、出雲駅伝への切符を手にしました。 2024年の出雲駅伝競走大会への切符を初めて手に、チームの目標は国立大学の最上位。全国大会の常連校になることです。 (旭隼佑選手(24)) 「応援してくれるみんなに走りで恩返しをしたい」 (岩崎亮太選手(24)) 「全力で駆け抜けたい。ラストスパートも出せるよう頑張る」 (岡田慧悟選手(22)) 「喜びをかみしめながら、自分たちの目標が達成できるよう力を入れていきたい」 (石鍋颯一選手) 「関東の大学の選手たちと競り合って、1秒でも速く岡山大学のタスキを次の選手に渡したい」 (赤澤京弥選手(21)) 「出雲駅伝を盛り上げられるよう、チーム一丸となって頑張る」 (木戸颯選手(19)) 「応援してくれたみんなに恩返しできる走りがしたい」 (日名子泰明選手(20)) 「自分の走りができるようコンディションを整えていきたい」 (全員) 「出雲駅伝、国公立最上位目指し頑張ります」 メンバーは12日、岡山を出発。3日後の10月14日、初の出雲でタスキをつなぎます。岡山大学が出場する出雲駅伝は14日午後1時5分のスタートです。
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