USBの“規格名ややこしい”問題再び 「USB4 Ver2.0」対応ケーブルが日本初発売
2019年に正式策定が行われた「USB4」について、最新規格である「Ver2.0」に対応したケーブルがエレコムから登場。この規格の認証取得は国内初だといい、USB Type-Cによる最大60W(20V/3A)給電や高速でデータ転送が可能となる。 【画像】製品によっては転送速度を明記することも…新規格「USB4」のケーブル また、同じくUSB4 Ver2.0規格のケーブルとして、USB Power Delivery EPR(Extended Power Range)に対応し、最大240W(48V/5A)給電が可能な商品も同時に発売される。 USBの規格をめぐっては、これまでUSB3.0からUSB3.2 Gen1、Gen2…などと転送速度や給電仕様によって規格名称が複数存在しており、しばしば「ややこしい」と難解だとされている。今回のUSB4は「Gen(ジェネレーション)」表記ではないものの、バージョン名が付記されるものになっており、やはりややこしさは変わらないようだ。 USB4はType-Cの形状であること、高速充電規格「USB-PD」に対応する必要がある。また、今回のエレコム製品ではThunderbolt 規格への互換性として、映像出力の仕様も盛り込まれており、DisplayPort Alt Modeに対応し、最大8K(7680x4320px)/60Hzの映像出力が可能に。 これにより、ケーブル一本で給電と高速データ転送、高解像度映像の伝送が可能となり、作業の効率化を図ることができるという。
編集部 IT/デジタル担当