都内のインフルエンザ患者が5週連続で増加中 基本的な感染対策やワクチン接種の検討も呼びかけ
東京都内でインフルエンザの流行が始まり、5週連続で感染が拡大しています。 東京都は12月5日、インフルエンザなどへの感染対策を話し合う会議を開き、専門家は冬に向けて感染拡大に対して警戒を呼びかけました。 会議で東京都の栗岡副知事は「会食など大人数が集まる機会も増える季節。冬に向けて流行する感染症に一層注意する必要がある」、東京都・感染症医療体制戦略ボードの猪口正孝医師は「インフルエンザ感染症は、各医療機関に(患者が)コンスタントに来ている。これから増える可能性がある。コロナの予防と同じ行動で防ぐことができるので、インフルエンザにも気を付けてほしい」と注意を喚起しました。 東京都によりますと最新のインフルエンザの感染者数は、都内の定点医療機関の患者報告数が4.32人となっていて、10人を超えると「注意報」となります。 会議ではインフルエンザの発症によって高齢者の肺炎や子どもの急性脳症など重症化するリスクもあると指摘され、東京都は手洗いやマスクの着用などの感染対策を心がけるとともに、重症化リスクの高い高齢者などにはワクチン接種を検討するよう呼びかけています。